俺みたいになるな!逃げ癖からの脱却!!そして、症例発表のすゝめ。

こんにちは!リハ学生は一度は実習にて経験したことがあるであろう症例発表。

就職してからも、症例を深く掘り下げてまとめる作業をしていますでしょうか?

わびさび
1年に一回くらいは症例発表などで自分の考えをアウトプットして、自己研鑽と共に考えを整理することをお薦めしますよ。

 

計6回。

これは、私が就職してから症例発表を行ってきた回数です。

私の勤めている病院では、毎年症例発表を行っています!

1年目に1回、2年目に2回(地区の症例検討会含む)、3年目に3回(県学会、全国学会含む)と症例発表を経験してきました。

わびさび
仕事以外でなんでこんな苦労しないといけないんだ!
わびさび
普通に業務してても定時に帰れないことが多いのにそんなのやってられん!

めんどくさいなぁという気持ち第一で最初の頃は取り組んでいました。

症例発表を行う上でのレジュメ作成は、業務時間外で行うしかありません。そのため、今も「めんどくさいな」と感じています。

しかし、こんなめんどくさがり屋な私がなぜ症例発表をお薦めしようと思ったのか。

それは、確実にスキルアップモチベーションにつながり、考えることの重要性に気づいたからです。

正直、症例発表、特に学会で発表をする際は特に大変でした。ほんとに。。

しくじりまくって、何度仕事辞めてやるって思ったか。。

ただ、確実に、やっておいてよかった。

そして、今後もやっていかないといけないなぁと4年目になり考えが変わっていきました。学会で発表すれば実績も残りますしね。転職にも有利かもしれません。

 

正直、私がこのような考え方に至るのには3年という年月が必要でした。

なぜ、こんなに時間がかかってしまったのか。

それは、いかに楽するかという気持ちで取り組んでいた。

そう、私は、周りから協力をもらっておきながらも、形だけ作って早く終わらせようという、楽したがり無思考野郎だったのです。

 

そこで、今回はこのしくじりを反省して、しくじり先生風にまとめてみました!

最初のしくじり

めんどくさい。何もかもが。。

昨今は実習先にお任せするという所も増えてきましたが、大抵のセラピストは学生時代に症例発表を経験していると思います。

私は学生時代容量が悪かったので(今もですが)、睡眠時間を削りながらせっせと取り組んでおりました。

この頃は、残念ながら知識がないため、時間をいくらかけても中々良いものは出来上がりませんでした。

過去の先輩たちのレジュメを参考にしながら、何とか形だけでもと、バイザーの先生から指導を仰ぎながらなんとかギリギリに形だけ完成させて発表を行っていました(今思えば業務後の貴重な時間をたくさん割いていただき感謝です)。

実習終了後は「もう一生症例発表しなくていいんだ」と達成感からかわかりませんが勝手に思いこんでいました。

しかし、世の中甘くはありませんでしたね、、、。

今が楽ならいいや精神

就職後に私の職場では症例発表が毎年あることを知りました。

衝撃と共にまたあの苦労を体験しないといけないのか、とネガティブなイメージばかり浮かびました。

このころからすでに、症例発表=「きつい」「嫌なものだ」という関連付けが私の中に完成してしまっていたのかもしれません。

症例発表は結構労力を使うので、大抵は私のような気持ちの人が多いのではないかと思います。

そんな気持ちを乗り越えて真面目に取り組める人は良いのですが、、、。

しかし、私の場合はその時いかに楽して症例発表を乗り切るかと逃げの思考中心に考えていました。

この考えが結局自分の首を絞めることにつながるとは知らずに。。

復唱ポイント:逃げ癖が つくと将来 苦労する。

楽しようとして取り組んだ症例発表の末路

ふふ、限界か。。

最初の頃はまず、何から始めたらよいのか、まとめ方がわかりませんでした。

学生時代に比べて治療技術は向上しましたが、症例をいざまとめるとなるとどうしたらよいのかわからないのです。

なので、とりあえず学生時代に作ったレジュメや職場の先輩たちの作ったレジュメを参考にしながら作成していきました。

作ってみてわかる、自身の知識不足、普段の臨床の質の低さ。。

そして、中々まとめきれず、非常に時間帯効率が悪い。。

そこで、私がやったこと。

  • 先輩のレジュメの構成をそのまま真似る。
  • 教科書等から持ってきた難しい言葉を使って、見目の良いレジュメを作ろうとする。
  • 症例のことを深く考えずに、色々な文献から症例に当てはまってそうな言葉を並べる。

それはもう、楽でした。

特に考える必要もなく、症例に似た人のレジュメから引用する単純作業だったからです。

そして、だんだん私の中にこんな気持ちが湧いてきます。

 

症例発表めんどさい→楽しててっとり早く終わらせたいなぁ→真似すればいいじゃん→かなりまとまった(風に見える)レジュメができた→楽で、この方法使える!

 

皆さんもこんな経験あるのでは?

  • 宿題やってなかったから、友達のを写させてもらう。
  • 服のコーディネートを考えるのがめんどくさいから、雑誌等から真似る。

そうなんです、真似ることの楽を覚えてしまったのです。

真似ること自体は決して悪いことではないと思います。

しかし、そこに学習がない、思考がないことがよくありませんでした。

当時の私は、そのことに気付けないほどに、「いかに楽するか」という思考で症例発表に取り組んでいました。

 

・・ただ、そんな症例発表を長く続けることはできませんでした。

徐々に剥がれていく化けの皮

1年目は乗り切れた部分もありましたが、経験年数を重ねると先輩方の指摘も厳しくなっていきます。

これってどういう意味?

どんなことに気を付けたの?

この症例を一言でまとめるなら?

レジュメに書かれている文章の意図やより掘り下げた内容を聞かれるようになります。

しかし、症例について深く分析できていないために、シドロモドロに、ふわっとした回答しかできません。

言い訳のように、「~だったから、~で、~かもしれません」と質問されていないことまで長々と返答してしまう始末。

その時、上司から言われた一言。

「~ですか?って聞いているんだから、まずはYes‐Noで答えてね。知りたいことがあったら追加で聞くから。」

これが、非常に難しい。

Yes‐Noの2択で答えるということは、そのことについてしっかりと分析をしており、自信がなければなかなか答えを返せません。

ごまかしながら症例発表を行っていた私は言葉につまりました。

おのずと、自信ががないので質問に対する返答もふわっとしたものになっていたのです。

そして、起こった悲劇

そして、私の言語聴覚士人生でもワースト3に入る事件が起こります。

2年目になり、私はST部門の代表として医師や看護師等も含めた症例検討会(症例発表の簡易版的なもの)に参加していました。

医師からの質問に、いつものように「~ですかね、、」と自信なさげに回りくどい返答をしてしまいます。

そこで医師から

「そんなことはいいから、簡潔に質問に対してどうなのかをいいなさい」

答えを持たない私は、返答に窮してしまいました。

その時、その場には私の上司いました。

そこで、医師から私の上司へ

「ちゃんと教育しなさい、言語聴覚士なんだからこれくらい答えられないといけませんよ」

ショックでした。周りにはその他大勢の他職種がいるの中での指摘。

今までのツケが回ってきました。

その後、その場では一番後輩だったのもあって、先輩方にフォローをいただきましたが、正直泣きそうでした。

しかし、これが現実の私の実力だったのです。

復唱ポイント:化けの皮 いつか絶対 はがされる

恥をかいて学んだこと

穴があったら入りたい。。

そんな私が、恥をかいて気づいたことがあります。

これが今の実力なんだな。

今までは、気づいていも目をそむけてきた自身の実力不足。

1年目のうちは許されるのかもしれませんが、2年目3年目と経過していくと次第に実力のないものは沙汰されていきます。また、~十年目にもなるとプライドが邪魔をして容易に恥をかけなくなります。

 

恥をかいて、今気づけてよかったと。振り返れば思います。

 

症例発表は発表者が主役です。自分の考えを発表して、それに対して意見をもらう場です。

レジュメをみれば、その人が普段どんな考えを持って患者様に対して取り組んでいるのかがある程度分かります。

しかし、自身の考えを全く含めずに真似て引用ばかりしていると、発表者の症例に対する考えがみえないためにディスカッションにならないばかりか、自分の実力に合った指摘ももらえず、生産性のない症例発表になります。

それでは、実力が付かないばかりか、せっかく集まって聞いてくれた方々にも失礼です。

皆さんも、真似るのが楽だからと自分で考えずに物事に取り組んだ経験はないでしょうか。

そんな方がしくじらないように、この言葉を送ります。

ポイント

真似ることは悪いことではない。

でも、そこに思考や学びがなければ、何も変わらない。

そして、他人を巻き込んだのならば責任感を持って取り組むべし。 

自分一人で作って、発表しないのならば別に自己満足でよいかもしれません。

しかし、先輩に指導を頂き、発表の場で話を聞いてもらうでのであれば、最低限の責任感を持って努力はすべきです。

症例発表が真似事の作業になって、「何だこれ」的な発表になってしまったら、指導した先輩も恥をかきますし、聞いてもらっている人たちにも無駄な時間を過ごさせることになります。

私は何とか早い段階で恥をかいて気づくことができました。

今でも、症例発表を行うのはめんどくさくて、できることならやりたくはありません。

しかし、やる時には自分の身になるように意識して取り組むようになりました。

そうすると、自然と症例発表を行う際のまとめ方がわかってきます。

そうなると、

  • 次はどんな風にまとめようかなと能動的に試行錯誤して取り組めるようになる。
  • 日々の臨床では今まで気づかなかったことに気付けるようになる。
  • 人に説明する時に論理立てて説明できることが増える。
  • 掘り下げて症例を検討することで、患者様へ還元できる。
  • 問題点が明確になり、リハビリの質があがる。など

 

皆さんも、症例発表を行ってみてください。

その際に、症例をまとめる上で人の真似をすることは悪いことではありません。

そこに自分の考えがあり、言葉の意味・意図を解釈した上で使うこと。つまり、自分の言葉にまで咀嚼出来ているかが大切です。

結局は、変に着色せずに自分の考えを発表した方が、自分のためになります。

出来が悪かったとしても一生懸命に取り組めば、その過程で得られてた知識が確実に身になっているはず。そして、努力に比例して、終わった後の達成感もまた格別。

特に、学会発表など大きな場面で行うと、ドーパミンもたくさん出て、また症例発表をしたくなるかもしれません。

まとめ:重要なのは「考えること」

考えろ、、考え続けるんだ、、

真似るというツールは何かを学習する時に非常に効率よく有用です。

しかし、猿真似ではいけません。そこに思考が介在することが大切です。

ついつい、楽をしようとすると、考えることをやめてしまいがちです。

そうすると、自然と考えることから逃げる癖がついてしまいます。

症例発表というのは、この「考えること」を深く追求することができます。

また、普段は気づかない点に気付いたりと、気づきの場にもなります。

わびさび
症例発表は一日にしてならず。発表は計画的に、少なくとも1ヵ月以上前から準備を始めることをお薦めします。

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ABOUTこの記事をかいた人

20代、田舎で言語聴覚士をしています!「わびさび」を感じられる余裕を持つため、QOLの向上を目指します。リハビリ関連の知識のアウトプットを中心に資産運用などにも取り組んでいます。色々なことに挑戦し、役立つ情報を発信できるように頑張ります!!