【リハビリ訓練】高齢者から子供まで楽しめるふうせんバレーの効果。リハビリにおける活用の仕方を紹介!

ふうせんバレー。

一度はやったことのある方も多いのではないでしょうか?

高齢者から子供まで大人気のスポーツですね(*^_^*)

今回は、ふうせんバレーをリハビリで行う上での意義、活用の仕方や効果を記事にしました!

 

ふうせんバレーとは

  

もともとは、障害のある人ができるスポーツとして考えられました。
障害のある人とそうでない人が一緒にプレーできるように考えられているため、年齢を問わず、だれでも一緒に参加できる、やさしいスポーツです。

引用:ふうせんバレー

日本ふうせんバレー協会というのもあるようで、全国的に老若男女が楽しめるスポーツといて親しまれているようです。

 

基本的には、手で打って、打ち返して・・・・をエンドレスで繰り返します!

これだけでは、何が楽しいのか、、ということになりかねませんが、ちょっとした工夫や視点を加えることでいくらでも楽しめますし、リハビリにもなります!

 

どんな風船があるの?

風船にもいろいろな種類があります。

確認してきましょう!

カラフルな風船(色彩心理を活用)

風船と言えばカラフルな風船たち!

様々な色があって、視覚的にもすごく楽しめますよね。

色彩心理のことまで考えて選択することで、より有効活用できます。

引用:カラーセラピーランド

  • ⇒自発・発動性を高めたい時
  • ⇒多人数でコミュニケーションをとりたい時
  • ⇒明るくなってほしい時
  • ⇒落ち着いた気持ちを促したい時
  • ⇒1対1でコミュニケーションを取りたい時
  • ⇒風船バレーに集中してほしい時
  • ピンク⇒食欲を促進したい時

など、ケースバイケースで、使い分けができるとより効果的です。

 

風船バレー専用の風船もあります。

  • 長く使いたい
  • 割れにくい
  • 打ちやすい

等の特徴がふうせんバレー専用風船にはあります!

百均の風船でも十分楽しめますが、どうしても百均の風船は割れやすかったり、形が楕円形で打ちにくい、といったデメリットもあるので、ケースに合わせて検討をおススメします(--〆)

大きい風船

風船の大きさにも色々種類があることをご存知でしょうか?

特に小児リハでは、大きな風船が好まれます!

高齢者でも、大きな風船をみたことのある方は少ないので、驚かれます\(◎o◎)/!

滞空時間が長かったり、衝撃があったりなど、通常の大きさの風船を使ったバレーとは、また違った楽しさがあります。

私も時々使用しますが、大人の私が使っていても「ぼよーん」とした感覚独特で結構楽しいです(*^_^*)

作るときは、空気を入れるのが結構大変だったりするので、空気入れは必須かもしれません。

あと、縛るときに結束バンドなどの使用もおススメします。

空気口を縛るのが結構手間です。

音の鳴る風船

音が鳴る風船というよりは、風船の中に鈴を入れて風船を鳴らそうというアイディアです。

風船バレーという特性上、どうしても視覚情報に頼ってしまう傾向がありますが、鈴を風船の中に入れることで解決します!

目をつぶって、風船バレーなどしてみるのも、結構面白いです(*^_^*)

注意も向きやすいという点も一つメリットかと。

ふうせんバレーをリハビリで行う意義

ふうせんバレーは、専門的な知識がなくとも誰でも取り組めるところが良い点です。

なので、わざわざ時間に制限のあるリハビリ中にふうせんバレーを行う意義というのはあるのでしょうか?

私はあると思います!

  1. リハビリが楽しくなる!
  2. 使い方次第で粗大運動だけでなく、高次脳訓練としても活かせる!
  3. コミュニケーションツールとして使える!
  4. 発声や笑顔を引き出しやすい!
  5. 疼痛ケアになる!
  6. ラポール形成の一助に!
わびさび
などと、工夫や考え方次第で様々な効果をもたらしてくれます!

 

風船バレーの活用方法とその効果

パッと見、遊んでいるようでも、結構考えてやっているんですよ(^_^)/

自発性・発動性の向上に

  • 外界への注意が向かない
  • 指示理解が入らない
  • 自発的な活動がほとんどない
  • 傾眠傾向 など

自発性・発動性が低下している人にはもってこいのツール、それがふうせんバレーです!

風船がきたらついつい打ち返しちゃう、それがふうせんバレーの魅力です!

きわどい所にきてもついつい追ってしまう、それがふうせんバレーの魔力です!

わびさび
風船バレーを通じて、ノンバーバルなコミュニケーションも図っていきましょう。

全身の粗大運動・体幹の賦活

風船を繊細にコントロールする技術を身につければ、患者さんの動きを誘導することができます。

  • 後方重心なら前方へ
  • 右に崩れるなら左方向へ など

打ち分けながらリーチ動作などを促して粗大な動きを誘導しましょう!

また、CIセラピー的に制限をかけるなどして、麻痺側の活動性を促すことも有効です。

抗重力方向に伸展を促すような形で絶妙にコントロールすることができれば、体幹筋の賦活にもつながります。

また、座位がとれずとも、背臥位の状態で腹部に緊張が入りやすい姿位(下肢をイスなどに乗せて、外転しないように膝にタオルを挟んでゴムバンドなどで縛る、三角マットで少し状態を起こす)で、足部の方向に打ち返すことで楽しみながら腹部の緊張を高めることができます。

わびさび
使ってほしい筋肉を使いたくなるような環境を調整することが大切です。

発声の促し

声量が乏しい人や失語症の方にも有効です!

 

体と言葉はつながっています。

体を動かすことで言葉を誘発することも可能です。

「おっと」「えいっ」「やー」など、ふうせんバレーをしていると無意識に言葉が出る人も多くおられます。

セラピストが大きな声で掛け声を出していると釣られて、表出が促進される人も。

また、数を数えながら速いペースで打ち合うことで発声機能にも負荷をかけることが可能です。

 

失語症に関しては、発語失行を合併して随意的には声が出にくい人もいます。

そのような方は、不随意な(無意識)時はスムーズな表出がみられることも多くあります(意図性と自動性の乖離)。

つまり、ふうせんバレーを通して不随意な表出を促すことが可能ということ。

わびさび
発声を促すきっかけとして非常に有効なツール、それがふうせんバレーです!

笑顔作り

笑顔を作ることができます!

リハビリにおいて非常に大切な要素です。

時にはわざと顔に当たったり、ファインプレーを演出することで、笑いを取ることもできます!

セラピストが笑ったり大きく動くことで、ミラーニューロンの活性を最大限活用しましょう。

わびさび
楽しい雰囲気作りは結構大事です!

コミュニケーションツールとして

キャッチボールで会話する。

じゃなく、ふうせんバレーで会話する。

会話というのは、別に言葉じゃなくてもいいですよね。

ふうせんを使ったやり取りそのものを楽しむ感覚というか(^_^)/

時には少し意地悪をしてみたり、ペースを早くしてみたり。

わびさび
「今わざとやりましたね!」とか、そういったやり取りが大切です。

疼痛ケア

外向きに注意が向いている時は、疼痛に対しての感受性が下がります。

なので、ふうせんバレー中は疼痛のことを忘れることができるかもしれません。

じっと集中してパソコン作業をしていて、ふと気を抜いたら腰が痛かったなんて体験はありませんか?

いわゆる、気を紛らわすということですね。

ずっと椅子に座っていて、腰が痛いとかなら風船バレー後には、

あら不思議、痛みがなくなってる!

なんてことも。

わびさび
体を動かすことでポジティブな思考へ!
疼痛の種類にも色々あるので、リスク管理はしっかりと! 

高次脳機能訓練として

風船バレーをしながら、

  • 数字を数える
  • 100から逆唱する
  • 100から○を引く
  • しりとりをする
  • (半側空間無視のある方に)左右に打ち分ける
  • 打つ手を指定する など

並行しながら、簡単な認知課題を行うことで、高次脳機能の訓練にもなります。

デュアルタスク(2重課題)となるので、上手に難易度を調整する必要はありますが、頭を使うことに苦手意識のある方でも気軽に取り組みやすいかと思われます!

わびさび
終わった後は、使った風船の色を教えてもらうなどすれば、記憶へのアプローチにもなりますよ。

高次脳訓練で疲れた頭に

頭ばかり使っていると誰だって疲れてしまいます。

そんな時にはふうせんバレーをして体を動かしましょう(^_^)/

わびさび
爽快リフレッシュできます!

多動傾向・言語発達・社会性に遅れのある子供たちに

ジッとしていることができず、落ち着きのない子。

たくさん動いてもらうことで、衝動性を発散できて落ち着く子も結構います。

また、ふうせんバレーというコミュニケーションツールを使用して遊ぶことで、プレイセラピーとして社会性や言語発達も促進することが可能です。

わびさび
ただ単純にポンポンするだけでなく、目的に沿ってルールを設定したり、環境を調整したりしてみましょう!

 

まとめ:回り環境に気を付けましょう。

  • 車いすのブレーキをする。というより、できたら椅子に移る。(車いすの場合はフットプレートから足を下す)
  • 周りに障害物がない環境で行う。

など、ふうせんバレーには周りへの注意をおろそかにする、魔力があります。

怪我をしないようにリスク管理をしっかり行って実施しましょう!

リハビリで実施する際は遊びの延長にならないように、リハ的な明確な目的をもって、実施することが大切です。

わびさび
運動負荷量的には低いですが、事前に血圧測定など、体調面を気にしておくなどリスク管理もしっかり行うことをおススメします!

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ABOUTこの記事をかいた人

20代、田舎で言語聴覚士をしています!「わびさび」を感じられる余裕を持つため、QOLの向上を目指します。リハビリ関連の知識のアウトプットを中心に資産運用などにも取り組んでいます。色々なことに挑戦し、役立つ情報を発信できるように頑張ります!!