【ST向け】PT・OT領域を学ぶことも結構タメになるという話。

わびさび
ボバースの研修でST向けって少ないんですよね。。

私の勤務している病院はボバースを中心にやっています。

その影響もあり、大小含め50を超えるPT・OT向けの勉強会に参加してきました!

そのおかけで、体幹だけでなく、上肢や下肢のリハビリといったところも、PT・OTの方々に教えてもらいながら見よう見まねやってきました。

大きな視点で患者さんを見れるようになったのは自分の武器だと思っています。

なので、今までの経験は非常に良かったことと思いますし、今後も続けていきたいとも思います<(`^´)>

 

今回はそのような経験を積んできた私がSTとしてPT・OT領域を学ぶことの魅力を伝えられたらと思い書きました。

 

理解できない勉強会に参加する苦痛の1~3年目

祈りをささげるほどではないけど、つらかった。。

私の病院では勉強会を頻回に行っています。

各部門で勉強会を開催したりもしているのですが、リハ全体での勉強会もあります。

ボバース色の強い病院ですので、全体で行われる勉強会の多くはボバース系でPT・OT向け、そして実技が主です。

基本的に全員参加するといった感じであったため、入職当初から参加していました。

 

もちろん全くわかりません。。触り方のレベルから分からず、ポカーン状態。

歩行の評価、、ガストロを、、ストップスタンディング、、

わびさび
何言ってるんだ(@_@;)

といった状態で、参加したは良いものの、STの学校で学ばないことばかり。

とりあえず、被験者になったり、見学したりと、やや浮きながらも続けていました。

 

  • 分からないから楽しくない。
  • 臨床に活かせると思えない。
  • 完全に場違いで邪魔になっていないかと気が滅入る。

などの理由で、最初の頃はSTがPT・OT領域の勉強しても意味ないじゃん、楽しくないし、、と非意欲的でした。

四則演算できないのに、いきなり二次関数を学ぶようなものだったのかも。。

対象がST向けでないので当たり前ですが。やはり、基礎知識がなくては言葉の意味すらわかりません(-_-;)それでも、PT・OTさんに気を使って頂いて教えてもらっていたので、まだ恵まれていました。

 

知識が増えて少しずつ面白さがわかってきた4年目

少しずつ力がついてきた。

能動的にPT・OT領域について勉強してこなかったので非常に時間はかかりましたが、そんな生活を3年続けていると徐々に分かることも増えてきます。

基本的な触り方や用語の意味、評価・治療のポイントなど。

 

トップダウン式に学びながら、PT・OTさんほどではないにしろ、動作分析や治療に参加することが出来るようになりました。

そこまで来ると今度は勉強会に参加するのが面白くなってきます。

また、ST領域のリハビリにも活かしていけることに気付き、どう活かそうかと考えるのも楽しくなってきます。

 

 

広がる視点。

この視点ではない。

幅広い視点で患者さんをみれると臨床にもハリがでます。

日常生活動作をみれる。

例えば、ベッドからST室に連れ出すまでに

  1. 寝返り
  2. 起き上がり
  3. 座位保持
  4. 靴を履く
  5. 移乗
  6. 車いす自走

といった、種々のポイントが。

状況によっては、トイレに誘導したり、歩行で連れ出したりなど、日常生活動作はSTであっても、リハビリ介入中に遭遇しますよね。

 

ベッドに迎えに行った時からリハビリは始まっています。

この時に、最低限の介助で効率的な運動を誘導し、再学習を促進することができれば、患者さんの練習のチャンスを奪わずに済みます。

また、無駄に痛い思いをさせることもなくなります。

わびさび
STの学校では習わないので(少なくとも私は習いませんでした)、PT・OTさんから教わる必要があります。

 

運動学や解剖学的視点から嚥下や構音をみることの大切さを知る。

STは運動学・解剖学に弱い側面があります(私だけ?、、)。

 

下肢の治療についての勉強会に参加した時の話です。

私が恐る恐る下肢の筋肉の走行について尋ねると、

PTさんが「PTが顔面の筋肉の走行を知っているようなもんだよ、気にせず聞いてね」と。

その時、ドキッとしました。

顔面の筋の走行、、STでリハビリしているのに細かく知らないということに。

その後、頭頸部の筋の走行について勉強しなおしました。。

 

構音障害や嚥下障害は、運動障害です。

しかし、治療において筋の特性(筋紡錘や伸張反射など)や走行(起始、停止など)について考えて評価や治療を行えていませんでした。

例えば、口唇の動き対してCIセラピーで介入する時など、どの筋の働きが過剰か等を評価せず、とりあえず口唇が動かないように抑制するといった意識で行っていました。。。

 口唇を引くという動作には、頬筋、笑筋、大頬骨筋、小頬骨筋など、種々の筋肉が協調的に動いて生じます。

感覚でやっていたようなものです。

 

PT・OTさんは、運動障害に対してしっかりと運動学や解剖学的知識をもって治療に取り組んでいます。

構音も嚥下も運動、STとして他職種より詳しくなくてはいけないと感じさせられました。

 

PT・OTさんとの連携がより密に。

STは基本的には個室でのリハビリです。

なので、何をやっているか分かりにくいですし、環境がらPT・OTさんと離れた場所にあることも少なくないのではと思います。

また、OTさんとは高次脳機能障害についてなど共通言語がありますが、PTさんとは共通言語が乏しいために関わりが少なくなりがちです。

しかし、勉強会にSTとして参加することで接点が増えると単純接触効果の影響もあるのか、仲良くなれます。

さらに、知識を付けることで共通言語も増え、会話も弾むように。

わびさび
ST主催でPT・OTとリハビリでコラボする際にもPT・OT領域の知識があるとスムーズに連携が取れます。

 

ラ・ポート形成に有用

言葉の問題というのは、目に見えるものではないので実感が湧きにくいものです。

「呂律が回りにくくなった」などと自覚のある方であれば良いですが、

障害への知覚が乏しい人は「言葉には問題ないからリハビリしない」といわれる時もあります。。

しかし、言葉に問題を感じていなくとも、歩けない、肩が痛いなどの訴えは多いものです。

その時、PT・OT領域の知識を持っておけば、疼痛軽減など患者さんの主訴に合わせたリハビリも提供することが出来ます。

 

その中でラポートを形成しながら、

  • ST領域のリハビリ時間を少しずつ増やしていく
  • 歩行のリハビリと言いながら言葉のリハビリにつながることをする など

視点を広く持って対応できます。

 

STの強みの一つに、個室で1対1でリハビリできるところがあります。

他職種よりも悩み聞いたりすることが多くできる環境です。

患者さんにの中には、セラピストがPT・OT・STそれぞれの分野に分かれていることを知らない方もいらっしゃいます。そのため、身体面に関しての悩みもSTに相談されることが。

その時に、的確なアドバイスなどできると、一気に信頼関係が構築されることも。

わびさび
心をつかむチャンスを逃さないようにしましょう。
PT・OTさんと情報共有など連携を大切に。あくまで、当たり障りのないところにしないと、PT・OTさんのリハビリの迷惑になる可能性が、、。 

 

まとめ:たまにはPT・OT領域の勉強会に参加してみては?良い気づきになるかも。

PT・OTの知識をSTのリハビリにつなげる。

思わぬ気付きを得られる時もあるので、たまには参加してみるのをおススメします。

他職種を理解するうえでも良いことかと。

 

また、リハビリの領域に限った話だけではなく、幅広く知識を得ることは可能性が広がることにつながると思います!

何が役に立つかはわからないものです。

 

私の場合、最初の頃は質問する勇気がなかったので、ボーと聞いていることも多かったです(-_-;)

参加したら積極的に質問しましょう!

ある程度の質問なら、STだからという理由で恥をかかなくて済みます。

わびさび
参加した時は、STという特権を振りかざしどんどん質問するのがおススメです(笑)!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

20代、田舎で言語聴覚士をしています!「わびさび」を感じられる余裕を持つため、QOLの向上を目指します。リハビリ関連の知識のアウトプットを中心に資産運用などにも取り組んでいます。色々なことに挑戦し、役立つ情報を発信できるように頑張ります!!